【徹底解説】どのiPhoneを買うべきか?SE・11・11Proのスペックの違い

2019年1月6日

Canteenです。

これまでの高価格路線から一転して、iPhone11が手頃価格で発売されてました。ただ、以前のモデルからの劇的な機能の変化はないようです。さらに2020年4月にiPhoneSEが発売されました。iPhone8の外観ですが、かなりスペックアップしているようです。

以前はiPhoneの最新機種が出るたんびに購入していましたが、最近は既存機種と最新機種のスペック差が縮まってきており、価格の安い既存機種でもスペックは十分な場合も多いです。

iPhone8以降の機種では、全ての機種で少なくとも下記以上のスペックがあります

  • 耐水性能(水深1mで30分)
  • フロントカメラ画素数が1,200万画素
  • Apple Pay
  • ワイヤレス充電・高速充電対応

こんな感じでiPhone8以降には十分な機能・スペックがあります。

iPhone8以降の機種で大きな差があるのは、

  • 価格
  • 重量
  • CPU(処理能力)・Metal(グラフィック処理性能)
  • カメラ(ポートレートモード・超広角・広角・望遠)
  • Face ID

くらいです。そのため、機種選びの際に決め手にかけるところがあり、どのiPhoneを購入すればよいのか悩ましいですよね。

それでは、どのiPhoneを買えばいいのか迷われている方のために、iPhone8/SE/XR/11/11Pro/11Pro Maxのスペックの違いそれぞれの特徴をまとめましたので、ご覧ください。

左からiPhoneXS・iPhoneXR・iPhoneXS Max
左からiPhoneXS・iPhoneXR・iPhoneXS Max

iPhone11・11Pro・11ProMax・XR・8のスペックと価格の違い

iPhone8以降のスペックと価格の一覧表

2020年4月現在、iPhoneSEの発売に伴って、アップルオンライストアではiPhoneSE、XR、11、11Pro・11Pro Maxのみしか取扱いがありません(iPhone11Pro MaxとiPhoneXとiPhone8とiPhone7は販売されていません)。iPhone11Pro Maxが最上位機種でしたが、現状取り扱いがある中では11Proが最上位機種です。

価格は最低容量の64GBでの価格です。容量は色々と考え方はありますが、Googleフォトのような無料で無制限にクラウドで写真を保管できるサービスがあることを考えると、64GBもあれば十分だと思います。

 最低価格(税抜)ディスプレイサイズ
(インチ)
重量CPU
シングルコア
CPU
マルチコア
Metal
ポートレート
モード
超広角広角望遠
iPhone8¥52,800(64GB)4.7148g91922153146なしなしありなし
iPhoneSE(第2世代)¥44,800(64GB)4.7148gありなしありなし
iPhoneXR¥64,800(64GB)6.1194g110725434415ありなしありなし
iPhone11¥74,800(64GB)6.1194g132231976320ありありありなし
iPhone11 Pro
¥106,800(64GB)5.8188g132533256357あり
ありありあり
iPhone11 Pro Max
¥119,800(64GB)6.5226g1326
3329
6323
ありありありあり

CPUとMetalについては、Geekbench5の2019年9月時点の値を引用しています。

  • CPUシングルコア:日常的な使用での処理能力
  • CPUマルチコア:マルチタスクなど負荷のかかる処理が必要とされるシーンでの処理能力の目安
  • Metal:グラフィック処理性能

をそれぞれ表しているそうです。

iPhoneSE(第2世代)のスペック値はまだ確認できませんが、iPhone11と同様の最新のA13チップを搭載しており、スペック面でも見劣りしません。

iPhone11と11Proと11Pro Maxの間にスペックに大きな差はないことがわかります。

iPhoneXRからiPhone11の間も、カメラに超広角が追加された以外は劇的な進化はないです。もちろん、バッテリーの持ちが1時間長くなったり、耐水性能がアップしたりといった性能アップといったマイナーチェンジはあります。

スペックと価格を考えるとiPhone11がおすすめ

iPhoneSEはとにかく軽いですし(iPhone8と同じ148g)、必要十分なスペックがあると思います。LINEやネットサーフィンする程度の使い方の場合には、iPhoneSEで十分かと思います。

ただ、iPhoneSEからさらに3万円ほど出せば、iPhone11を購入できます。iPhone11は最新モデルながら以前のiPhoneXRやXSの発売時の価格をだいぶ下回っています

価格とスペックのバランスを取るなら、iPhone11の一択だと思います。

iPhoneSE・XR・11・11Pro・11ProMaxの特徴

iPhoneSEは価格が安くて、めちゃ軽い

価格を抑えたい方には、iPhoneSEがおすすめです。

2020年4月発売のiPhoneSEはなんといっても価格が安いです。その割に、普通に使う分には必要なスペックを全て兼ね備えています。5万円以下でしかもiPhone8よりも高スペックのiPhoneSEを購入できるのには驚かされます。Appleは高価格路線を捨てたようですね。

そして、iPhoneSEは圧倒的に軽いです。他機種よりも 約50g(約25%)は軽いです。

また、iPhoneSEは最新のA13チップを搭載しており、処理能力で言えばiPhone11に引けを取りません。

さらに、RAMが2GB(iPhone8)から3GB(iPhoneSE)へ増えていますので、iPhoneSEのほうがより余裕のある動きが可能です。3GBはiPhoneXRと同じです。iPhone11は4GBです。

ちなみに、iPhone8のCPUマルチコアはiPhone7の2倍です。高負荷時に威力を発揮するCPUマルチコア(処理能力)がiPhone7よりも2倍ほど優れています。ただ、iPhone7のスペックも悪くはないため、体感的には劇的に早くなるほどではないです。一方、Metal(グラフィック処理性能)に大きな差はなく1.2倍ほどの差です。一方、iPhone8と上位機種のXRやXSと比べると、CPU(処理能力)は同程度で、Metal(グラフィック処理性能)のみ1.4倍ほど改善しています。そのため、iPhone8であれば最上位機種と比べてスペックに遜色ないと言えると思います。

iPhoneXRは十分な性能で大画面

iPhoneSEとの主な違いは、以下の通りです。

  • ホームボタン & 3D Touchがない
  • 画面いっぱいの大きなディスプレイ
  • Face ID

iPhoneXRはXSの廉価版という位置づけのようですが、十分な機能があります。

iPhoneXRのサイズはiPhoneSEよりは大きいです。iPhoneXRから画面いっぱいいっぱいのディスプレイのデザインとなっていて、実機を触ってみるとiPhone8からの大きな進化を感じることができます。

iPhoneXRの大きさは、iPhone11と文字通り全く同じです。

iPhone11の発売に伴い値下げされていますので、iPhoneXRは依然として選択肢のひとつです。ただ、iPhone11との価格差は1万円(Apple Store税抜価格)なので、iPhone11のほうをどうしても買いたくなりますよね。

iPhone11は価格とスペックのバランスが良く一番のおすすめ

iPhone11は最新の機能を備えているにも関わらず安いです。一番のおすすめです。

ある程度価格を抑えたいかつ、スペックも妥協したくないのであればiPhone11にしましょう。

iPhoneXRとの主な違いは、以下の通りです。

  • デュアルカメラ(超広角・ナイトモード)
  • 最大1時間長いバッテリー駆動時間
  • 内向きのカメラが1200万画素(XRは700万画素)

ちなみに大きさと重さはiPhoneXRと全く同じです。

ナイトモードは夜の撮影がかなり明るく映るようになるっぽいですね。Gigazineでも記事になっていました。

iPhone11 ProとiPhone11 Pro Maxはカメラを重視したい人にはおすすめです

iPhone11 Pro・iPhone11 Pro Maxはトリプルレンズ

11Proと11Pro Maxにはトリプルレンズがあり、望遠撮影が可能です。遠くをズームしても画質が落ちないらしいです。

Apple公式のインスタグラムでその威力を確認することができます。

掛けられるお金があるのであれば、iPhone11 Proがを購入すれば良いと思います。iPhone11(6.1インチ)よりもiPhone11 Pro(5.8インチ)はやや小さいです。iPhone8が4.7インチです。現物を見ないと感覚はなかなかつかめませんが、いずれにしても比較的大きな画面だと思われます。

iPhone11 Pro Maxは226gで重量級なので、画面の大きさを取るか軽さを取るかは好みが分かれるところかなと思います。

iPhoneSE・iPhone11を使いこなすためのアクセサリー

iPhoneは全機種背面ガラスだがArtfitのiPhoneケースを使えば問題なし

iPhoneSEや11を含めたiPhone8以降の機種は全て、ディスプレイだけではなく背面もガラスです。

そのため、前面に加えて背面もガラスが割れるリスクがあります。私自身はiPhone8を購入したのですが、背面のガラス割れ問題が気になっていました。

そんな中、iPhone8購入後にケースを探していると、3mから落下させても割れないことが謳い文句の良いケースがあったので、結果として背面ガラス問題は特に問題にはなりませんでした。下記の動画を見ていただくと、『ArtfitのiPhoneケース』の凄さがわかります。

【新型】Artifit iPhone8ケース iPhone7ケース iPhone6ケース iPhone6S ケース バンパー 耐衝撃 SGS認証 高さ3メートルからの落下にも耐えられる設計(ローズゴールド)
Artifit

ArtfitのiPhoneケースを購入すれば、背面ガラスが割れてしまう問題は解決です。iPhoneSEはiPhone8は高さ・幅・厚さが全く同じサイズなので、iPhone8用のものが使い回せると思われます。

ただ、残念ながら現状、ArtfitのケースでPhoneXR、iPhone11・11Pro・11ProMaxに対応するものはないようです。しかし、似たような耐衝撃のケースでiPhoneXRや11・11Proに対応するものがあったので、ご紹介しておきます。これらは1.8mの落下テストをパスしているそうです。

RANVOO iphone11 ケース クリア 耐衝撃 【ガラスフィルム付属】【米軍MIL規格取得】 落下防止テストクリア 衝撃吸収 高透明 アイフォン カバー カメラ保護 滑り止め 6.1インチ ワイヤレス充電対応 (クリア)
Ranvoo

また、そもそも落下させるリスクを下げるためには、バンカーリングをつけるのがおすすめです。こんなやつですね。一度使い始めるとこれなくしては、スマホを持つのが嫌になります。

ワイヤレス充電のための充電器

毎日の充電が置くだけで済むのは小さな変化ですが、なんだかんだとても便利です。コネクターやプラグの劣化を気にする必要もなくなります。

iPhone8で初めて実装されたワイヤレス充電(Qi充電)には、別途専用の充電器の購入が必要です。iPhoneケースを購入する際にはQi充電を妨げることのないものを選ぶ必要があります。先程ご紹介したArtfitのiPhoneケースはQi充電に対応しています。

落下防止のためのスマホリング・バンカーリングをつけると、基本的にはQi充電できないことになっていますが、私が使っているバンカーリングでは充電できています。

ただ、Qi充電のスピードは有線充電よりもやや遅めです。これがワイヤレス充電の不満として一番挙がりやすいようです。

場所が合わないとうまく充電できないので、平らに置くタイプよりも、場所が毎回ぶれることのない立てかけるタイプのワイヤレス充電器のほうがおすすめです。

Anker PowerWave 10 Stand(改善版), ワイヤレス充電器 Qi 認証 iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max/XS/XS Max/XR/X / 8 / 8 Plus Samsung Galaxy LG 対応 5W & 7.5W & 10W 出力 ブラック
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iPhoneのどの機種を購入すればよいかのまとめ

まとめますと、iPhone11がおすすめです。

iPhone11は最新の機能のほとんどを兼ね備えている割には安いです。iPhoneXR・XSを使用されている方からすると機種変更する動機はなかなか働かないと思いますが、iPhone8以前のモデルを使用している方には自信をもってiPhone11をおすすめできます。

iPhoneの進化が頭打ちになりつつある感がありますが、iPhone11はその頭打ちの頭にありますし、価格も安いため、よく普及していたiPhone5Sのような長く使える安定したモデルの位置付けになっています。

余談ですが、iPhoneの本体費用と通信費を安く抑えるにはキャリアから買うよりも、アップルオンラインストアまたは最寄りのアップルストアからSIMフリーのiPhoneを購入して格安SIMを使うのがおすすめです。

以上、iPhone各機種のスペックの違いとおすすめiPhoneのご紹介でした。皆様のiPhone選びの一助になれば幸いです。

2019年1月6日

Posted by Canteen