睡眠の質を簡単測定!スマートウォッチSteel HRで睡眠・健康管理!
Canteenです。
スマートウォッチのSteel HRはスマートウォッチの中では非常に電池が長持ちで、1度の充電で25日程度持ちます。Apple Watchが数日に1回は充電が必要であることを考えると、だいぶ長持ちで実用的です。
もともと『Withings』というブランドで売られていたのですが、NOKIAに買収されて一度『Withings』ブランドはなくなってしまいました。
ところが最近再びNOKIAから分離されて『Withings』ブランドが復活しています。それに伴って、Steel HR Sportという新商品も発売されています。
Steel HRのレビューはこちらの記事をご覧ください。
バッテリー長持ちの他にもスマートウォッチSteel HRの良い点があります。それは睡眠サイクルを測定できることです。
睡眠サイクルを測定できるスマホアプリもありますが、スマホアプリの場合、他の人と一緒の布団やベッドで寝ていると、自分以外の人間の体動のせいで測定結果がめちゃくちゃになってしまいます。
その点、Steel HRをつけて寝れば、自分の体動のみを測定してくれますので、正確な睡眠サイクルを測定することができます。
さらに、Steel HRは心血管障害の指標となる睡眠中の心拍数も記録してくれます(もちろん、昼間の間の心拍数も常時記録)。
睡眠は無意識の間のことなので確認が難しく、
- 睡眠の長さが十分か
- 規則正しく取れているか
- レム睡眠やノンレム睡眠がバランスよく取れているか
- 睡眠時の心拍数は適正か
といったことは、Steel HRのような睡眠計測機器がなければ、客観的に分析したり定量的に調べることはなかなか難しいです。そのため、睡眠に問題があったとしても自覚している人はおそらく少ないと思われます。
しかし、睡眠は人生の約1/3〜1/4の時間を占めますし、以下のように寿命や生活の質に大きく影響します。
このように睡眠の問題は認識しづらいにもかかわらず、寿命や生活の質に大きく影響します。自分の睡眠の状態を把握することが重要ってことですね。
それでは、Steel HRで測定できる睡眠の内容を私の睡眠改善の事例も含めてご紹介していきます。
Steel HRで測定で睡眠の内容
Steel HRでは睡眠に関して、以下の項目を測定してくれます。
- 睡眠時間
- 睡眠の規則正しさ
- 途中覚醒の有無
- 睡眠の深さ(レム睡眠とノンレム睡眠サイクル)
- 睡眠時心拍数
を測定することができます。そして、それらを総合評価してスコア化してくれます。そして、Steel HRが測定した睡眠記録の確認には『Health Mate(Android・iPhone)』というスマホアプリを使います。
Steel HRでの睡眠の測定結果
毎日の睡眠データ
実際の私のある日の測定結果はこちらです。
水色が浅い睡眠(レム睡眠)を深い青色が深い睡眠(ノンレム睡眠)を表しています。そもそも、レム(Rapid eye movement:REM)睡眠とノンレム(non-REM)睡眠とは、Health Mateの説明によると、
- レム睡眠(浅い眠り):浅い睡眠は生理学的には重要ですが、睡眠段階では回復が最小です。この段階では簡単に目が覚めます(推奨55%)。
- ノンレム睡眠(深い眠り):深い睡眠中は呼吸が遅くなり、筋肉がリラックスします。この段階は物理的な疲労から回復するのに役立ち、学習と記憶の統合を可能にします(推奨45%)。
とあります。
深い眠りが脳と身体の休息に重要だってことですね。私の睡眠の深さ(睡眠の質)を見ていただくと分かりますが、『悪い』です。しかも、この日だけではなくほぼ毎日睡眠の深さは『悪い』という判定で、慢性的な睡眠の質の悪さを抱えていることがわかりました。
次の結果は、妻にSteel HRをつけて測定してもらった睡眠スコアですが、睡眠の深さが良いです。違いが一目瞭然ですね。妻はSteel HRで推奨される45%の深い睡眠が取れています。しかし、夜中に子供が泣き出すために起こされて、途中覚醒が複数回あります。
1週間の睡眠のデータ
日毎の他に、1週間の睡眠開始時刻と終了時刻、さらに睡眠スコアをわかりやすいグラフとカラースケールで確認できます。月曜日のデータが欠測していますが、こんな感じです。
結構寝てますね。ただ、バーの色が赤やオレンジの場合、睡眠のスコア自体は低いことを示しています。睡眠の深さが極端に悪いので、十分に寝てもスコアが悪いです。
この1週間分のデータの比較は、『社会的時差ボケ』を防止する上で重要です。
社会的時差ボケとは平日と土日などでライフスタイルが大きく異なるために、日常生活の中で睡眠のサイクルが大きく変わってしまうことで発生します。
規則的に同じ時間に毎日寝て起きるのが『社会的時差ボケ』というのを防止するために重要です。特に、平日と休日で極端に睡眠サイクルが変わることは避けます。
1ヶ月の睡眠データ
毎日の睡眠のスコアを色分けして、一覧で確認できます。実際のデータはこんな感じです。
その月の睡眠の質を簡単に確認できます。一覧にして緑のスコアが少ない場合には、何らかの改善が必要ですね。
私はこのようにむちゃんこ睡眠スコアが悪いです。細かく見ると睡眠がめちゃくちゃ浅かったので、改善に取り組みました。
深い眠り(ノンレム睡眠)を長く取るためには
眠りが浅いというのは、ノンレム睡眠が少ないことを示しています(Steel HRで推奨される割合は、レム睡眠55%+ノンレム睡眠45%です)。
ノンレム睡眠には記憶の定着や体の疲れを回復させる作用がありますので、不足すると記憶力の低下に繋がる可能性がありますし、人生の1/3を占める睡眠が慢性的に浅いというのは、何かしらの病気の原因になりかねませんよね。
深い眠りを取るための方法を探してネットサーフィンしてみると、寝る前にスマホいじるなだとか、朝日を浴びろだとかいろいろ入眠改善の方法やカフェイン取るなとかわかりきったことが書かれた記事はありましたが、睡眠の質の悪い熟眠障害の対策には何がいいのかダイレクトに書かれた記事は見つけきれませんでした。
そんな中でもヒントになるような記事からいろいろ試してみた結果、私の場合、毎日運動を20分程度するというのが一番効果がありました。
毎日のわずかな運動で、劇的に睡眠の深さが深くなり、めちゃんこ改善されましたのでおすすめです。短かったノンレム睡眠を長く取れるようになった実践結果をご紹介していますので、睡眠の質が悪い原因がわからず悩まれている方はぜひご覧ください。
まとめ
以上、Steel HRでの睡眠チェック機能の詳細でした。
睡眠時間は人生の時間のうちのおよそ1/3を占めます。にもかかわらず、意識がないためになかなか睡眠の長さや質の見える化は難しいです。
Steel HRで計測し、Health Mateアプリでデータを確認すれば、あなたの睡眠の課題を簡単に把握することができます。
睡眠は、体力の回復だけではなく、記憶の定着すなわち記憶力にも大きく影響します。しかも、十分な長さを取れば良いというだけではなく、睡眠の質も重要です。
毎日の睡眠の問題点を改善すれば、あなたの健康維持や記憶力、ひいては生活の質を大きく底上げできます。最新のモバイルヘルスケア、IOTデバイス、スマートウォッチ、活動量計の恩恵を皆様が受けることができれば幸いです。