【徹底解説】アンコールワット観光!トゥクトゥクのチャーター法・出入国手続き・携行必需品・おすすめ観光地!
Canteenです。
2017年の8月のお盆休みにカンボジアのシェムリアップへアンコールワットを見に行ってきました。
カンボジアって言ったことある人の話を聞くと道路が舗装されてなかったりとまぁまぁ過酷なように聞いていたのですが、アンコールワット遺跡やその付近の遺跡群は道は舗装されててでこぼこ道でもなかったです。インフラが整ってきつつあるのかもです。
シェムリアップに行ってわかった必需品や、入国から出国までの流れ、おすすめ観光方法等をご紹介していきます。

日本からの携行必需品
精密機器以外については、ほとんど日本にあるものは現地でも入手可能です。ただ、買いに行ったりお店を探したりすると時間がかかります。
以下のものは必需品ですので、可能であれば日本から持っていったほうがよいです。
折り畳み傘
雨季の4〜11月はスコールが断続的に降ることがありますので、折りたたみ傘は必須です。降っている間、雨宿りしておけばしばらくすると止む場合も多いですが、晴れていても急に大雨になることもありますので、あったほうがよいです。現地で購入できるかは未確認です。
日焼け止め
現地スーパーでも買えます。晴れると日差しがきついです。
ウォータープルーフのいいヤツを日本から持っていったほうがいいと思います。
虫除けスプレー
現地スーパーでも買えます。効果の善し悪しはわかりませんが。
飛行機に持ち込めるような小さいサイズのガスが入っていないのを日本から持っていくのがおすすめです。
スマホの予備バッテリー
見知らぬ土地でスマホの充電がなくなるとだいぶ大変です。予備バッテリーは必須だと思います。後でご紹介しますが現地でSIMカードを購入すれば、シムフリースマホの場合、大抵の場所では通信可能です。
カンボジアはめちゃんこ暑かったためにスマホが熱くなってました。すると、充電がある程度残っているにもかかわらず、強制シャットダウンされることがちょくちょくありました。バッテリーがあまりに熱くなるとバッテリーの寿命も短くなるみたいです。
バッテリーの現地での購入は難しいと思います。
余談ですが、予備バッテリーは機内事故防止のため、手荷物での機内持ち込みが必須ですので、預入れ荷物に入れないように注意しましょう。
その他、海外旅行におすすめの携行品等については、よければこちらの記事もご覧ください。
カンボジアへの入国に必要なもの(2017年8月時点)
手続きがちょこちょこ細かな点が随時変更にされてるみたいです。2017年8月時点の情報であることにご留意ください。
まず、空路にてシェムリアップ国際空港に到着後、ビザカウンターにてarrival visaを取得します。シェムリアップ国際空港の作りは非常に単純ですので、場所はすぐにわかると思います。
パスポートは当然として、その他カンボジアのシェムリアップ国際空港でアライバルビザ取得や入国に必要なものをご紹介していきます。
30US$
ビザ取得費用です。クレジットカード不可です。これ知っとかないと持ってかないですよね。
ただ、カンボジアに限らずいざという時のために世界で使える米ドルはどこにでも持っていきたいところです。
ビザ用の証明写真1枚
サイズは3×4cm程度。多少のサイズ違いは許容範囲のようです。カットするのにハサミが必要ですが、航空機手荷物へのハサミの持ち込みは不可のため、日本で出国前にカットするか、鼻毛きりのような小さなハサミを持ち込む必要がありそうです。
webでの情報だと、写真のサイズが大きい場合、カットしてくれるそうなので、カットせず持っていっても係の方が切ってくださるとは思いますが、ビザ取得に手間取らないように、カットしていったほうが良いと思います。
入国カード
機内で配られますので、機内にて予め記載しておきます。機内でもらい漏れても空港にも置いてあるはずです。
出国カードも同時配られるので、全て記載します。私の場合は入国審査時に出国カードはパスポートへホチキスで綴じ込まれました。
ボールペン
機内での入国カードへの記入や、空港でのビザ申請用紙への記入に必要です。ちなみに空港のビザ申請用紙記載場所に、備え付けのボールペンはたくさんありましたが、一部インク切れのものもありました。
ビザ申請用紙
ビザ申請用紙は機内で配られます。ビザ申請用紙の記入要領については、事前に地球の歩き方等を読んで把握しておくとよいですが、わからなければ周りの日本人の乗客に聞いてみるのがてっとり早いです。
私の入国時のビザ申請用紙は、2017〜2018年版の地球の歩き方記載のものと、若干体裁や文言が異なっていました(「occupation」が「profession」になってました。どちらも「職業」という意味です)。
ホテルまでの移動手段
私は現地時間で23時頃シェムリアップ国際空港着でしたが、空港出てドア横すぐ左のタクシー等のチケットカウンターにて、10US$にてすぐタクシーを手配できました。なので、特に事前の手配がなくともホテルまでは行けますが、カンボジアでの10US$には非常に大きな価値があります。
大抵のホテルには、送迎手配が行き帰りとも無料でついていますので、事前にメール等でホテルへ便名と到着予定時間を添えて、ピックアップを依頼しておくと良いと思います。
通信手段の確保
ホテルのWi-Fiのみでも良いですが迷子防止のために、現地のSIMカードの利用をおすすめします。
日本でSIMフリーのスマホ端末を購入しておき、現地でプリペイドSIMカードを購入すれば、SIMカードを差し替えるだけで日本と同様にLTE回線がシェムリアップ市内であれば概ねどこでも使えます。圧倒的に便利です。
私が回った限りでは、遺跡群の中でも郊外の遠いところを含めて、少なくとも3G回線は使えてました。
SIMカードは空港出て、出たドアから見て、右斜め前にSIMカード屋さんがあります。23時頃着でも購入できましたので、わりと遅くまで営業しているようです。Smart SIMというお店でした。
余談ですが、SIMフリーのスマホ端末が対応している周波数は、スマホの機種によって異なります。あまりしょぼいシムフリースマホを買うと現地の周波数に対応していない場合があります(iphoneであればほぼ間違いなく問題ないですが)ので注意が必要です。アンドロイドスマホの中でもスペックの低い機種をお使いで心配な方はで、現地の通信会社の周波数に対応しているか調べたほうがよいかもしれません。
私のシムフリースマホはNEXUS 6Pですが、今のところシェムリアップやハワイでは現地のSIMカードを問題なく、使うことができました。
ちなみにカンボジアではインターネット電話(地球の歩き方情報。おそらくIP電話のことを指すと思われる。)と出会い系アプリ(ガイドさん情報。)が違法らしいです。IP電話の方の真偽は不明ですがご留意ください。
アンコールワット遺跡群の観光方法
アンコールワット遺跡のおすすめの巡り方は、『トゥクトゥクチャーター』と『現地ガイドによる日本語ガイドツアー』の2つです。
時間があれば、それぞれ良さがありますので両方にチャレンジされることをおすすめします。
ちなみに、これから紹介するいずれの観光方法でも、アンコールワットの第3回廊(一番高いところ)は、仏様の神聖な日があるようでその日だと入れません。事前に調べておく必要があります。
トゥクトゥクのチャーター
トゥクトゥクとは?
トゥクトゥクというバイクの後ろに荷台をつけた乗り物があります。これで回るのがおすすめです。

トゥクトゥクのチャーター方法
トゥクトゥクドライバーは街中いたるところにいますので、直接ドライバーにチャーター交渉します。
トゥクトゥク1日チャーターでアンコールワット周辺遺跡群を回ってもらって、20US$以下には抑えられます。自分は1日15US$でチャーターできました。
トゥクトゥクはあちこちにいますので、交渉次第ではもっと安く抑えられると思います。
私が感じたトゥクトゥク選びのコツは、シートがきれいであることと、野良っぽくないことです。私が価格交渉したトゥクトゥクドライバーは、価格の決定権を持っておらず、近くにいたボスっぽい人に伺いを立てていたので、トゥクトゥク会社かわかりませんが、組織されてる集団があるっぽいです。
またあくまで推測ですが、あまり値切りすぎるとドライバーの機嫌を損ねて適当な案内になってしまう可能性も否めないです。
上記の金額よりも大幅に値切った場合には、運転がよかったらチップやるからとか、なんか言っといたほうがよいかもしれません。
ホテルでトゥクトゥクを呼んでもらうのも手ですが、その場合でも、価格が高かったり、シートが汚いトゥクトゥクだったりした場合には、断る勇気は必要だと思います。
トゥクトゥクの観光コースの種類とルート
トゥクトゥクが回ってくれるルートにはショートコースとロングコースの2種類があります。
ショートコースは反時計回りに主要な遺跡群であるタプロム、アンコールトム、アンコールワット等を回るコースです。
その他、規模の比較的小さい遺跡もちょこちょこ寄ってもらえます。私の場合昼10時に出て、4時半頃ホテル着で回れました。
もう1つは時計回りのロングコースです。ロングコースでは上記の主要な遺跡群の他の遺跡も網羅するような大回りのルートになります。ロングでもショートコースと同じくらいの時間で回り切れました。
ショートもロングもどっちも楽しいので、どちらも行かれるほうが良いと思います。
余談ですが、各遺跡は正方形で東西南北の門や内部の様子が似ていて迷ってしまう可能性があるので、自分が何門に戻る必要があるのかはよく覚えておく必要があります。
また、トゥクトゥクのドライバーさんはガイドはしてくれませんので、降りた場所の周辺でいっぺんに回ってしまえる遺跡の存在を自分が見落とす可能性があります。
現地のSIMカードを入れたスマホがあれば、Google mapで現在地周辺の様子が簡単にわかりますが、ない場合にはガイドブックと照らして、自分がどこにいるのかよく把握しておく必要があると思います。
アンコールワット遺跡入場チケットを買う
トゥクトゥクをチャーターした後、ドライバーにシェムリアップ遺跡に入るためのチケットを持ってない旨を伝えます。すると、シェムリアップ市街からアンコールワットに向かって右手の郊外にあるチケット売り場に寄ってもらえますので、そこで自分でチケットを買います。
チケットは3日間券で62US$でした。最近値上がりしたらしいです。ちなみに、現地の人は入場無料です。
日本語ガイド付きのツアー
ガイド付きツアーのメリット
トゥクトゥクのドライバーさんはガイドは基本してくれません。ガイドさん付きの旅行会社手配のツアーのほうが、それぞれの遺跡の意味や特徴がわかって楽しいというメリットがあります。
遺跡の意味等はガイドブックを読み込んでいれば、不要かもしれませんが現地ガイドに聞くほうがわかりやすいし、楽しいです。
また、あれこれ考えなくて良いので、安心して観光に集中できます。
トゥクトゥクチャーターとは別で、アンコールワット周辺の日本語ガイド付きのツアーを初日、あるいは後半に復習がてら少なくとも1日は組んでおくと遺跡の理解が進んで楽しめると思います。
余談ですが、日本語ツアーに参加すれば、他の日本人旅行者とも知り合えて楽しいという大きなメリットもあります。
ガイド付きツアーのデメリット
ガイド付きツアーのデメリットとしては、ガイドさんの質がまちまちであるところです。ピトゥ(通称「石田さん」)というガイドさんは、ガイドも日本語もとても上手くてよかったです。
現地ガイドをFacebook等で探して、旅行会社を通さずに直接ガイド依頼をかけることもできるそうです。トゥクトゥクチャーターの他、3種類のガンボジア人による日本語ツアーに参加しましたが、1度だけガイドさんが外れの回がありました。
また、アンコールワット周辺遺跡群を回るガイド付きのツアーの場合だと、1遺跡あたりの滞在時間は、正直短いです。
さらに、個人でトゥクトゥクチャーターするよりも圧倒的に回れる遺跡数も少ないです。トゥクトゥクチャーターの場合、私がチャーターしたドライバーさんは遺跡前で降ろしてくれて、見終わったら戻ってきてという方式で、懸念していた各遺跡を見て回る時間の制約はありませんでした。
トゥクトゥクチャーターとはいえ、1遺跡に2時間もいると全体の行程に影響が出るかもですが、大きい遺跡を1時間ちょい回っても行程に問題なかったです。
また、お金はトゥクトゥクチャーターよりはもちろん高くはなります。
ちなみにCanteenはVELTRAのツアーに参加しましたのでご紹介しておきます。
自転車のレンタル
自転車のレンタルもありますが、現地はスコールが降ったり暑かったり、まあまあ過酷な環境ですので、自転車はおすすめしません。トゥクトゥクには屋根がありますので雨でもどうにかなります。
バイクのレンタルやレンタカー
自分たちでバイクや自動車借りるのもおすすめしません。何日か市内で過ごせば交通事情がわかりますが、現地の交通事情を把握しないままいきなり運転すると事故を起こすリスクが高いです。
実際、現地の方がバイク事故で病院に担ぎ込まれるのを、5日間の滞在中に1度見かけました。
遠方遺跡のプレアヴィヒア、ベン・メリアの巡り方

プレアヴィヒアとはカンボジアの北部、タイ国境近くにある山の上の遺跡です。Siem Reapから240kmほど離れています。ベンメリアは、アンコール・ワットの約40km東にあります。
どちらも遠いため自動車で行く必要があります。トゥクトゥクチャーターでも行けないことはないでしょうが、移動距離が長いことや見ず知らずのトゥクトゥクドライバーが悪いやつだった場合のリスクを考えると、旅行会社を経由した自動車での現地ガイドによる日本語ガイドツアーへ申し込むほうが良いと思います。
また、日本語ガイドさんがいたほうが遺跡の意味について聞きながら回れるので、圧倒的に楽しいと思います。
私が参加したツアーでは、プレアヴィヒアとベン・メリアを回るツアーで89US$でした。カンボジアでこの額は決して安くはないですが、それだけの価値はあったように思います。
このツアーもVELTRAから申し込みました。
ちなみに、プレアヴィヒアとベンメリアへ行く道は全てコンクリートで舗装されていました。また、Smart SIMの電波は市街地ではLTE回線が、田舎道では3G回線が使えました。携帯電波が届かない場所は割りと少なかった印象です。
シェムリアップ市内観光のおすすめ
マッサージ

遺跡群を歩き回ると足パンパンになります。ガイドさんに教えてもらってカンボジアの伝統的なマッサージのお店に連れて行ってもらいました。もっと高いコースもありましたが、全身マッサージで20〜30US$/60min程度でした。
市内で客引きしているマッサージ店の多くは、5$/60min程度の安いタイマッサージのお店で、あんまりマッサージとしてのレベルも高くないです。
オールドマーケット

オールドマーケットには、2つのゾーンがあります。1つは観光客向けの同じものを売っているお店群で、もう1つは現地の人向けの魚や果物、肉、野菜が売られている市場みたいなところです。
パブストリート

パブストリートは、飲み屋街です。クラブもあり、深夜0時頃でもガンガン音楽がなってます。
ナイトマーケット

ナイトマーケットでは、ややおしゃれなお店があります。散策するだけでも楽しいと思います。ただ、この周辺のマッサージ客引きの女の子には注意が必要です。むちゃ強引です。
トンレサップ湖の観光

シェムリアップ近郊には、雨季に琵琶湖の10倍程度の広さになるというめちゃんこでかいトンレサップ湖という淡水湖があります。
トンレサップ湖ではボート周遊ツアーがおすすめです。
ネット情報では、船に乗るだけで、30US$くらいぼられることがあるみたいなことが書いてあったので、36US$の日本語ガイド付きのツアーに参加しました。朝8時発で13時頃までのツアーでした。オールドマーケット観光も込みです。他の参加者はおらず、ガイドさんにオールドマーケットのことや現地の生活のことについて色々聞けて楽しかったです。
シェムリアップ国際空港からの出国
空港まではホテルで手配してもらったバンに乗っていきましょう。先述したとおり、大抵のホテルには行きと帰りの送迎代が込みになっています。ホテルのフロントで乗りたい日時を予め伝えておかないとですね。
空港では搭乗手続きに加えて、手荷物検査と出国審査があります。ただ、搭乗手続きは搭乗開始時刻か出発時刻のどちらか忘れてしまいましたが、2時間前からしか始まらないようです。それより早くスタートしている場合もあるみたいですが。
そのため、あまり早く空港に行っても特にやることないです。
入国審査後のフロアにはお土産物屋さんやバーガーキング等食事できるところもたくさんあります。
まとめ
Siem Reapはこんな感じでした。
帰国後に水中遺跡がシェムリアップの北東部にあることを知り、下調べ不足でそこに行かなかったのが心残りです。
これからアンコールワット観光に行かれる方の一助になれば幸いです。どこの国に行くにも地球の歩き方シリーズには、大抵の必要情報が記載されていますので、おすすめです。