【徹底解説】USで運転免許申請時にSAVEでトラブった場合の解決方法!

2019年8月4日アメリカ

Canteenです。

USに引っ越しして運転免許の取得しようとした際に、SAVEシステムで強烈にトラブりました。。。

その解決方法を調べていくうちに、アメリカ入国後に移民情報の認証プロセスにめちゃくちゃ詳しくなりました。今後他の日本人の方が同様の苦労をされないように経験をもとに、SAVEシステムのトラブルシューティングの方法をご紹介していきます。

そもそもSAVE(Systematic Alien Verification for Entitlements Program)というのは、アメリカの移民局(USCIS:U.S. Citizenship and Immigration Services)が提供している外国人の移民情報の認証をオンラインで確認するためのシステムで、アメリカの運輸局(MVC、DMV)をはじめ、様々な組織で利用されています。詳細は下記の公式ページをご確認ください。

自動車免許の取得の際にSAVEシステムが厄介な理由は、たまに何らかの原因でこの認証作業がうまくいかないのです。SAVEシステムによる移民情報の認証が完了しなければ、運転免許の受験の申請すらできません

原因によって解決方法は変わりますが、なるべく多くのパターンを網羅しながらSAVEシステムの認証でトラブった場合の解決方法をご紹介していきます。

私が実際に遭遇したニュージャージー州の運転免許取得時のSAVEシステムでトラブった経験を元にしていますが、他州でもSAVEシステム自体は同じはずですので、多少はお役に立てるかと思います。

この手のトラブルに見舞われた方はアメリカがどういう国かということを否が応でも思い知らされます。

アメリカの国旗
アメリカの国旗

SAVE検証プロセスの進捗確認方法

SAVE Case Checkとは?

MVC(Motor Vehicle Commission)でSAVEがどうちゃら言われたら、こんな感じの紙をもらうと思います。

MVCからもらったSAVE Case Numberが書かれた紙
MVCからもらったSAVE Case Numberが書かれた紙

左上に記載されているCase Numberを下記のページへ入力するとあなたのケースの進捗状況を確認できます。Numeberと言いつつもアルファベットも含まれています。アルファベットも一緒に入力することを忘れないでください。

まず、MVCで突然SAVEウンタラカンタラ言われた時に、上記のページから進捗確認できることを把握すること自体が認識することのハードルがかなり高いです。ここにたどり着くことができずにいる人も多数いると思います。

SAVE Case Checkの結果
SAVE Case Checkの結果

Case Numberを入力して「Case Retuned to Agency」になったら処理が完了したということなので、再度MVC等のエージェンシーを訪問しましょう。基本的にはそれで解決するはずなのですが、そうでない場合があります。

SAVE関連のトラブルでやっかいなのは、2回目の訪問で解決しない場合です。その際には、SAVEシステムへエージェンシーから追加の検証プロセスを進めてもらうように働きかける必要があります。

SAVE Case Checkでの注意点

ケースチェックで注意する必要があるのは、入力する情報によって確認できる情報が異なることです。試しにCase Checkからあなたの、

  • パスポート番号
  • I-94の番号
  • Case Number

のそれぞれでケースチェックされてみるとわかりやすいかと思います。恐らく、それぞれで異なる結果が得られると思います。

例えば、パスポート番号ではソーシャルセキュリティーカード申請時にSSA(Social Security Administration)が行った問い合わせ結果しか見れなかったりすると思います。一方で、Case Numberを入力すると当然そのケースのことしか見れません。さらに、I-94の番号で入力するとSSAの問い合わせとMVCでトラブったケースの両者が見れたりします。

このように入力する情報によっては、あなたがトラブっているCase Numberの進捗状況が見れないことがあります。問題なのは、このことをMVC等のエージェンシーの窓口担当者は認識していないということです。MVC等への訪問時には必ず、Case Numberを入力して進捗確認してもらうようにリマインドすることをおすすめします。

SAVEシステムによる3 stepの検証プロセス

SAVEシステムのHelpセンター(SAVE.help@uscis.dhs.gov)へメールして確認したところによると、SAVEシステムによる検証プロセスには3つのステップがあります。3 stepすべてを完了するには20営業日以上かかることがあります。

First Step

MVC等のエージェンシーがSAVEシステムへ問い合わせをする最初のステップです。この問い合わせの結果は即時にエージェンシーに帰ってきます。通常、これで終わりです。うまくいかない場合にはSecond Stepへエージェンシーが進めます。

Second Step

追加の検証ステップで、この検証には通常3〜5営業日かかります。Case Numberを入力して、Case Checkから進捗状況を確認します。大抵の方はここで終了するようです。

Third Step

最後の検証ステップで、この検証には最大20営業日かかります。それでも検証できない場合には、MVC等のエージェンシーはSAVEへ電話(877-469-2563)して確認を取ることができます。

SAVE Case Checkで検証がStep3に進んだ
SAVE Case Checkで検証がStep3に進んだ

実際にStep3へ進むとこんな感じの画面になります。ステータスが「Additional Verification needed」になっています。そして、最大21日かかるとの表示がありますね。通常10〜20営業日かかるとの記載からもStep3の検証が始まったということが読み取れます。

各ステップの英語での説明

誤解がないように念のため、SAVEシステムのHelpセンタ(SAVE.help@uscis.dhs.gov)へメールして確認した原文も貼り付けておきます。

The SAVE verification process can include up to three steps and could take up to 20 federal business days. Note: All cases are different and may not progress thru every step.

First step verification: The agency (DMV, SSA, etc.) will receive an immediate response. If additional verification is required, the agency (DMV, SSA, etc.) will request second step verification.

Second step verification: The agency (DMV, SSA, etc.) will receive a response within 3-5 federal business days. If additional verification is required, the agency (DMV, SSA, etc.) will request third step verification

Third step verification: The agency (DMV, SSA, etc.) will receive a response within 20 federal business days. If additional assistance is required after receiving the third step verification resolution, the agency (DMV, SSA, etc.) may contact SAVE at 877-469-2563.

Please contact your benefit-granting agency (DMV, SSA, etc.) directly to resolve any questions or concerns regarding your immigration status verification.

We hope this information has been helpful to you. If you need additional assistance, please call SAVE at 877-469-2563. You may speak to a representative Monday—Friday from 8:00 am to 8:00 pm ET.

エージェンシーにステップを進めてもらう方法

あなた自身がこうした3つのステップがあることを理解しておくことが重要です。何故かと言うと、First Stepが完了したにもかかわらずMVC等のエージェンシーへ行ってもなお、SAVEシステムが認証してくれない場合には、エージェンシーへ追加の検証ステップを進めて貰うようにあなた自身がエージェンシーへ働きかける必要があるからです。MVC等のエージェンシーは個人の申請者が働きかけなければ、基本的には追加の検証ステップを進めてはくれません。困っている申請者個人とは異なり、MVC等のエージェンシーには追加の検証ステップを進める動機がないからです。

働きかけたとしても最初の段階では、窓口担当者からただ何営業日か待てと言われると思います。ただ、SAVEのCase Checkでステータスが「Case Retuned to Agency(完了)」でかつ、MVC等のエージェンシーがもしあなたに待てという場合には待っても無駄です。何故かと言うとエージェンシーが追加の検証ステップを進めていないからです。SecondまたはThird Stepに進めてくれていれば、「Case Retuned to Agency(完了)」から「Case Under Review(検証中)」にステータスが変更されていることをCase Checkから確認できます(場合によってはFirstから一気にThirdに進むこともあります)。

MVC等のエージェンシーに追加の検証プロセスを進めてもらうためには、Case Checkの結果を印刷して「Case Retuned to Agency」となっていることを窓口担当者に直接見せます。さらにあなた自身がどれだけ待たされ、どれだけ困っているかを一生懸命に伝える必要があります。この時重要なのは、Supervisorまで話を通してもらうことです。なぜかというと窓口担当者レベルではSAVEシステムの検証ステップを全く理解していないからです。Supervisorへあなた自身の問題を伝えてもらうように交渉します。

Supervisorまで話が通れば、Supervisorが対応して数日後にはSave Case CheckからあなたのケースのステータスがReview中に更新されているはずです。

SAVEへの問い合わせ先

下記ページにあるように、SAVE.help@uscis.dhs.govへメールすればオンラインで回答をもらえます。送信後数日中に返信がもらえます。ただ、SAVEには移民情報を変更する権限はない上、問い合わせは申請者個人ではなくMVC等のエージェンシーからしか受け付けていないので、個別のケースへの問い合わせとしてはあまり役に立たないかもしれませんが、それでも、今後の対応へのアドバイスや現状の理解の助けにはなると思います。

とは言いつつも、アメリカという国では担当者やお願いの仕方によって対応が大きく異なりますので、チャレンジしてみる価値はあるかもしれないです。

SAVEで移民情報が認証(Verify)されない原因と原因別の対処方法

SAVEシステムを介した追加の検証プロセスは上記のとおりですが、そもそもの問題の種類によっては追加の検証プロセスを行っても問題が解決されない場合があります。何故かと言うと、SAVEシステムには申請者個人の移民情報を修正することができないからです。移民情報自体に誤りがある場合には、申請者個人が移民局へ間違った情報の修正や更新を依頼する必要があります。

ここからは、SAVEシステムでトラブルに陥った場合の原因別の対処方法をご紹介していきます。

SAVEシステムの情報が移民局の情報と同期されていない

アメリカに入国してからしばらくしないと、その移民情報がSAVEシステムに反映されていない場合があります。単純にアメリカへ入国してからの日数が浅いことが原因ですので、この問題の場合には、単純に待てば時間が解決してくれます。

これは、SAVEシステムとHomeland Securityのシステムが異なるシステムを使用しており、その同期に時間がかかることに起因しているらしいです。私の理解も不確かなので詳細はわかりませんが。。。

Case Numberが発行されてから3〜5営業日程度で「Case Retuned to Agency(完了)」のステータスになるはずですので、その後にMVC等のエージェンシーへ行けばそれで解決です。

SAVEシステムの情報に入力漏れや誤記載がある

この場合、MVC等のエージェンシーからSAVEへ修正の依頼をしているっぽくて、この場合も3〜5営業日程度で「Case Retuned to Agency(完了)」のステータスになるらしいです。その後にMVC等のエージェンシーへ行けばそれで解決です。原因がわかっているので、解決できますね。

I-94の情報に誤りがある

そもそも免許うんぬん以前にI-94に記載されている申請者個人の氏名、生年月日、ビザの種類等に間違いがある場合があります。その場合には、ニューヨークのJFK空港内にあるCBPオフィスへ行き、I-94の修正の依頼をする必要があります。

CBP(Customs and Border Protection)への問い合わせは下記のページからオンラインで行うことも可能です。

問い合わせの送信後に10〜15営業日程度かかると表示が出ますが、私の場合は割とすぐに(数日中に)返事をもらえました。また、画面に記載の通り急ぎの際には電話も可能です。

CBPへの問い合わせ後に表示される画面
CBPへの問い合わせ後に表示される画面

原因不明

原因不明の場合には、上述の3ステップをMVC等のエージェンシーへ進めてもらうように働きかけつつ、移民情報自体に問題がないかを確認するためにUSCIS field officeのアポをとって訪問して、USCISへ直接移民情報に問題がないかを確認しに行ったほうが良いと思います。

移民情報に問題がないからこそ入国できているはずですが、入力されている電子データに誤りがあるかもしれません。

ただ、アポ取りがややこしいです。アポイントメントを取るためのInfopassなる下記リンクから行けるオンラインシステムがあります。

ただ、私の自宅から最寄りのUSCIS field officeはどこもinfopassからの予約を受けてつけていませんでした。何のためのオンラインシステムなのかとイライラしますよね。すべてのUSCIS field officeがinfopass経由で予約できるわけではないことにご留意ください。そういう時にはUSCISに電話してアポ取りが必要です。

USCISへのアポイントの取り方についてはこちらの記事をご覧ください。

移民ステータスを修正する方法の公式からの案内

下記のDepartment of Homeland Security and USCISによる公式ページで移民記録の情報の訂正の方法について詳しく記載されていますので、対応が必要な場合にはこちらの公式ページもぜひ参照してください。

2019年8月4日アメリカ

Posted by Canteen