ホームシアターを初めて作ろうとしている方に見て欲しいホームシアターの作り方。

2017年12月3日

Canteenです。

ホームシアターを作ろうとすると、

  • プロジェクター
  • スクリーン
  • サラウンドスピーカー
  • メディアストリーミング端末

などが必要になってくるかなと思います。ちなみに、大型のテレビを買うよりはプロジェクターを買ったほうが同じ価格でも圧倒的に大きな画面で見ることができますので、おすすめです。例えば、テレビで100インチのものを買おうとしたら数十万円しますが、プロジェクターであれば、機種によりますが10万円前後で画質いいのを購入可能です。

ただ、ホームシアターをいざ作ろうと思っても、

  • プロジェクターは結構高いしどうやって選べばいいのか。
  • スクリーンをどうやって設置するか。
  • AVアンプとは何なのか。
  • プロジェクターとメディアストリーミング端末やブルーレイレコーダー等の周辺機器との接続はどうしたらよいのか。

など、いろいろ考えないといけないことがあってまあまあハードルが高いですよね。そこで、そうした疑問に一から答える記事を作成しましたので、ぜひご覧ください。

ホームシアターを作るための方法おすすめのプロジェクター周辺機器との接続方法などをご紹介していきます。

テレビ番組を投影したスクリーン代わりのニトリのロールカーテン
テレビ番組を投影したスクリーン代わりのニトリのロールカーテン

ホームシアタープロジェクターの選び方

プロジェクターの価格帯

プロジェクターの価格はホントまちまちです。

高いものだと40〜50万円しますが、安いものだと2〜3万円です。

もちろん最初の機種としては2〜3万円のものでも楽しめると思います。ただ、詳しく調べてみるとわかりますが、ある程度のスペックを求めるなら6〜10万円程度の機種がおすすめです。このくらいの価格帯になるとフルHDといって4Kの一歩手前?の画質までを楽しむことができます

プロジェクター選びのポイント

プロジェクターにはホームシアター用とビジネス用の2種類があります。ホームシアター用を選びましょう。

また、プロジェクターの映写方式には大きく分けてDLP方式と液晶方式の2種類があります。どっちがいいとか悪いとかいろいろ議論はありますが、家庭用の10万円程度までの価格帯であれば、液晶方式の3LCD透過型の一択です。DLP方式の場合には、レインボーノイズと呼ばれる虹みたいのが見える恐れがあります。

より詳細なプロジェクターの選び方は下記の記事にまとめましたので、合わせてご覧ください。

プロジェクター用スクリーンの設置方法

スクリーンの種類

プロジェクター用のスクリーンには、

  • 壁掛け型
  • 吊り下げ型
  • 据え置き型

の3種類があります。

壁掛け型はある程度大きな壁が必要になります。吊り下げ型は収まりがよくかっこいいですが、天井に穴あけがどうしても必要になるため、賃貸住宅の場合にはハードルが高いです。また、据え置き型は床に常にスクリーンが置かれた状態になって見栄えがいまいちです。

というわけで、悩ましいホームシアター用のスクリーン設置の問題ですがとってもよい解決策があります。

ロールカーテンで窓を大画面スクリーンに

プロジェクターで投影するスクリーンですが、価格、使い勝手ともに圧倒的にロールカーテンがおすすめです。ロールカーテンをスクリーンに転用する最大のメリットは、カーテンレールへの取り付けをできるため、どの窓でもスクリーンに変えてしまえることにあります。ロールカーテンをスクリーン代わりにすれば、部屋に違和感なく設置できます。

例えば、横幅180cm程度の窓のダブルカーテンレールの外側に、ニトリのロールカーテンを設置すれば、下の写真のように窓全体がスクリーンになります。

ロールスクリーン・ロールカーテンをホームシアター用スクリーンに
ロールスクリーン・ロールカーテンをホームシアター用スクリーンに

遮光ロールスクリーン チェーン式(ドルフィンWH180X220) ニトリ 【玄関先迄納品】

こちらの記事で据え置き型や吊り下げ型も含めて、スクリーン選びのポイントについてまとめましたので、よければご覧ください。

プロジェクタの周辺機器の選び方

ホームシアター用スピーカーの選び方

ホームシアター用のスピーカーには、基本的には

  • AVアンプ
  • スピーカー(フロントスピーカー、リアスピーカー、サブウーファー)

の購入が必要です。AVアンプというのはアンプに入力されてきた音の信号を適切なスピーカーに振り分ける作業をしてくれる機械になります。これらをそれぞれ別で購入しようしようとすると、10万円近くかかってきます。

もっとカジュアルな価格帯で楽しむには、AVアンプとスピーカーがオールインワンになっているホームシアターシステムやサウンドバーを購入すると良いです。これらは1〜4万円くらいの価格帯で購入可能です。

例えばこんなのですね。

ヤマハ サウンドバー Alexa搭載 HDMI DTS Virtual:X Bluetooth対応 YAS-209(B)
ヤマハ(YAMAHA)

ホームシアターの選び方の詳細はこちらの記事にまとめていますので、ご覧ください。

Fire TV Stick

Fire TV Stickとは、テレビやプロジェクターといった大型ディスプレイのHDMI端子に挿し込んで使います。すると、Amazon PrimeビデオやHulu、Netflixといった動画サービスを大型ディスプレイに映し出すことができます。メディアストリーミング端末と呼ばれる商品です。

要はテレビでインターネット動画を簡単に見れるようになるアイテムです。

似たような機器に、『Chromecast』や『Apple TV』がありますが、使い勝手としてはFire TV Stickが一番よさそうでした。

FIre TVについての詳細は、よければこちらの記事をご覧ください。

ブルーレイレコーダー

ブルーレイレコーダーとプロジェクターをHDMIケーブルで有線接続すると、テレビと同じようにプロジェクターで地上波放送を視聴できます

プロジェクターの大画面で視聴すると、本当にテレビの見え方が激変します。テレビなんていりません。

ブルーレイレコーダーはスペックの違いがわかりにくく、どういう基準で選んどういうのかがわかりにくいですよね。こちらの記事でブルレイレコーダーの選び方を簡単にまとめましたので、よければ合わせてご覧ください。

プロジェクターと周辺機器の接続方法

配線・コードの少ないプロジェクター周りの接続例

プロジェクターと周辺機器の接続をどうしたらいいのかわからないですよね。

ですので、図で接続方法のイメージをお伝えしますと、こんな感じです。

プロジェクターと周辺機器の接続方法例
プロジェクターと周辺機器の接続方法例

イメージを掴んでいただけましたでしょうか。全ての接続がサウンドバーに入力されて、サウンドバー経由でプロジェクターに映像が出力されるような接続方法になります。

機器によりますが、サウンドバーのHDMIの入力端子の数はそんなに多くはありませんのでAVセレクターが必要です。

その他の接続方法として、オーディオ機器(サウンドバー)とプロジェクターをBluetoothで無線接続するやり方もありますが、動画を視聴する際には音の遅延が起きる場合があるようです。そのため、映画などの視聴のためには基本的には、アンプ内臓のサウンドバーとプロジェクターを有線接続する必要があります。

音の遅延の起きないよりよいプロジェクターと周辺機器の接続方法を詳しくまとめましたので、合わせてこちらの記事もご覧ください。何パターンか接続方法を例示しています。

プロジェクターとパソコンを直接接続するとHulu等は見れない

EH-TW5650というプロジェクターの例ですが、プロジェクターとパソコンをHDMIケーブルで直接接続して、Huluを視聴しようとしたら再生できませんでした。調べてみると、Huluの公式からアナウンスが出ていて著作権保護の観点からプロジェクターへの出力はそもそもサポートされていませんでした。WOWOWオンデマンドも同様です。

Hulu等を見れないことに加えて、プロジェクターとパソコンをつなぐケーブルが邪魔くさくて、洗練された部屋にならないです。じゃあ無線化しようということで、EH-TW5650の場合、無線LAN接続(iprojection)も可能であるので試しにやってみたところ、無線LAN接続は映像がややカクカクになって動画を見るには耐えられませんでした

そんなこんなで悩んでいたのですが、Fire TV Stickがあれば全て解決できました!

Fire TV Stickがあれば、パソコンを経由せずに、Fire TV Stick経由でプロジェクターへHulu等の動画ストリーミングサービスを出力できるため、先程のプロジェクターでHulu見れない問題を解決できます。さらにパソコンとプロジェクターを有線接続する必要もなくなり、一石二鳥です。

こういうわけで、プロジェクターでHuluやNetflixなどを楽しみたい場合には、Fire TVなどのメディアストリーミング端末がほぼ必須になってきます。

プロジェクターの設置場所

プロジェクターの投射角度、スクリーンとの距離

プロジェクターはスクリーンの正面に設置できれば、一番良いですが都合よくそういうスペースがない場合もあるかと思います。プロジェクターの種類にもよりますが、我が家で使っているEH-TW5650の場合、斜め40度くらいからでも、台形補正を行えば問題なく視聴することができます。

また、スクリーンとプロジェクターの距離も重要です。

離れれば離れるほど画面が大きくなります。設置するスペースによっては希望する大きさに投影できなくなるかもしれませんのでご注意ください。ただ、ある程度はプロジェクターの拡大や縮小の機能で調整できます。

プロジェクターの設置性については購入前にシミュレーター等で、

  • スクリーンへの投射角度
  • スクリーンとプロジェクターの距離
  • 投影される映像の大きさ

などをざっと見積もっておく必要があります。例えば、EH-TW5650の場合、エプソンの公式ページに設置性に関する情報やシミュレーターがあります。

プロジェクターへのケーブル接続

プロジェクターとサウンドバーを接続する場合、サウンドバーはスクリーン側に置く必要がありますので、サウンドバーとプロジェクターを有線接続しようとするとどうしても長いHDMIケーブルが必要になります。

HDMIケーブルは長くて丈夫なものがAmazonで安価で売られていますので、おすすめです。ちなみにHDMIケーブルが長くなりすぎると信号が弱まり届かなくなることがありますが、我が家の場合、7.6mのAmazonのHDMIケーブルでそうしたトラブルは経験したことはありません。

Amazonベーシック HDMIケーブル 15.2m Redmere ハイスピード
Amazonベーシック(AmazonBasics)

まとめ

ホームシアターはテレビに比べたら安価に大画面を作れます。テレビもインターネット動画もゲームも大画面で楽しめますので、とてもおすすめです。

ただ、ここまでご紹介してきましたように周辺機器の接続方法やプロジェクターの選び方、設置方法が少しややこしいです。関連記事でより詳細にご説明していますので、合わせて是非ご覧ください。

皆様のホームシアターづくりの一助になれば、幸いです。

2017年12月3日

Posted by Canteen